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梯子乗り

梯子乗り


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 もともと鳶職人は、はしごを使用して作業を行っていました。また、彼らは高所で危険な作業をするため常に機敏さと慎重さ、そして勇敢さが要求される。火消の仕事もまた同じことが求められます。こうしたことから鳶であり、かつ、火消でもある彼等は、そのための訓練として梯子を採り入れたといわれています。
 また、梯子は火災現場確認のための櫓の役目、人命救助の器材としての役目もあり彼等はその為に毎日血のにじむような訓練を積んできたのです。
 梯子乗りに使われる梯子は高さ6.5m、横さんが15本の甲(足をのせる横木)からなり、真新しい青竹で作られています。この梯子を僅か12本の鳶口にて支えて安定を保つためには、揺れ動く梯子での演技者と下で梯子を支える者との技術プラス呼吸が決め手となり、結束の固さが妙技を生み出す秘訣といえるでしょう。また、梯子乗りの形は大きく3種類に分けられ、これを細分すると48種類にものぼっています。

       

 @ 頂上技 梯子の先端で行う演技で、遠見・八艘・鯱・背亀・腹亀・肝つぶしなどがあります。
 A 途中技 梯子の途中で行う演技で、膝掛け・谷覗き・吹き流し・横大の字といった技があります。
 B わっぱ この技は「わっぱ」と呼ばれる長さ約1.3mの紐を輪にして梯子に掛けこれに足首等を絡ませて行う技で、吹き流し・邯鄲・逆大の字・子亀つるし等があります。
         

 

 梯子乗りは江戸の昔より庶民に親しまれ、現代でも東京の正月の風物誌として人気を博している伝統技術ですが、決してサーカス的曲芸ではありません。彼等の技術はすべて毎日の仕事の必要から身に付けたものであることを理解して欲しいものです。

       

 この江戸火消に始まる伝統的な技も、平成18年3月16日東京都指定無形民俗文化財(民俗芸能)に  指定され、「江戸の鳶木遣」に続き、当記念会がその保存団体として文化継承の社会的責任を担うことになりました。   技の数は「3種48技」。

「浅草寺 消防殉職者慰霊祭」







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