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 「祭」 日本人に限らず老若男女誰でも心躍る、一年に一度の大きな楽しみです。
 当会の会員・準会員は自らの地域はもちろん、関係が深い神社などに出掛けています。
 今年の5月から、彼らが参加した代表的な「祭」での活躍をご紹介致します。
「〜祭〜」注目ポイント
「祭」の裏方をしつつも、主人公になる方々が江戸消防記念会の会員・準会員達です。
その会員・準会員達の大半の方々は、日頃は鳶職の仕事に従事していますが、彼らにとってもお祭は楽しみな行事のひとつです。そんな彼等ですが、裏側で人の目に触れない「陰」の部分の仕事と、祭伴纒を着て華やかな「宮出し・宮入り」などの「陽」の部分があります。
 また、このコーナーで写真を見ていただくポイントは「伴纒」です。
「役伴纒」(所属している区と組と役職が分かる、肩に赤い筋が入った伴纒など)や「総形の伴纒」(組の特徴を全体的にデザインしたもの)を着ているので、すぐに会員・準会員達であることが分かります。
 そのようなことを知った上での「祭見物」もまた違った見方ができて楽しめます。
なお、「役伴纒」と「総形の伴纒」は「伴纒」の項に詳しく説明しております。


 「〜祭〜」インデックス
   富岡八幡宮2008
   神田神社
   浅草神社
   須賀神社
   矢先稲荷神社
   富岡八幡宮
   赤坂氷川神社
   芝大神宮大祭
   上神明天祖神社
   池袋ふくろ祭
   江戸天下祭
   東京時代まつり

   会員・準会員達の祭仕事


富岡八幡宮2008
「三年に一度の大祭」「神輿深川」「水掛け祭」などと表現される、富岡八幡宮の祭が平成20年8月16日〜17日に行われました。今年は大祭であり、合計55基の神輿と特別参加の奥州平泉の神輿が花を添えた。17日には連合渡御が行われ、中央区新川界隈に集結した神輿は、江戸消防記念会の第一区十番組・第六区一番組・二番組・三番組の氏子組合中の面々の木遣に先導されて、永代橋を渡り神社入口まで到着した。途中、神輿と担ぎ手は消防団の放水や地元の方々の水掛けで、びっしょり濡れながら大きな歓声に迎えられて行進した。神輿の総代の挨拶の後、江戸消防記念会の木遣で手締めが行われ、先導の役割を果たして終了した。その後は次々と神社前に来る神輿は水を浴びて地元に戻って行った。



神田神社(千代田区)

発輦祭儀式


以下は神田神社のHPより
神社でまず発輦祭が行われ、鳶頭連による木遣りの声が高らかに響き渡るなか、3基の鳳輦・神輿をはじめとする総勢300名からなる祭礼行列が氏子の町々―東京の都心、神田日本橋、大手丸の内―へと出発。
約30キロの行程を、鳳輦・神輿を中心に諌鼓鶏山車・獅子頭山車など賑やかな祭礼行列が巡行します。

儀式を見守る会員

発進直前の会員

宮頭による木遣発声

宮出し発進直後の会員

山門を出て先導する会員

鳥居から道路へ先導する会員

宮出し後 御防講の方々と手締めを行う会員


浅草神社(台東区)

午前三時過ぎの宮神輿

神輿と新門の頭(右端)

手締めをする会員

二度目の宮出しで待機中の会員

二度目の宮出しで待機中の会員


須賀神社(新宿区四谷)

会員の木遣による宮入り

木遣を歌いながら石段を登る会員

木遣を歌いながら石段を登る会員

境内での声高らかな木遣音声

最初の宮入り神輿を迎える会員


矢先稲荷神社(台東区)

神輿の宮出し直前の新門さん

神輿の宮出し直前の第五区の皆さん

神輿を木遣で先導する第五区の皆さん

宮入りで神輿を先導する第五区の皆さん

宮入りで神輿を先導する第五区の皆さん

宮入りに木遣で先導する各区の皆さん

宮入りに木遣で先導する各区の皆さん

木遣で境内に先導した各区の皆さん


富岡八幡宮
8月12日(日)今年は3年に一度の本祭ではなく、「子ども神輿連合渡御」が行なわれました。今年で3回目を迎えて子供達も大きな期待のもとに行なわれました。
江戸消防記念会の会員では第一区十番組、第六区一番組・二番組・三番組の4組が氏子町内であり、所属幹部と若手が参加されました。
拝殿下から御神水の桶を担ぐ神官達を、会員が木遣で会場まで先導して、二つの貯水場に御神水を注水し、祭の準備に入りました。
午前十時、神社総代連と鳶頭中の手締めの後、花火の合図により渡御が始まり、無病息災を祈って、神輿と担ぎ手に沢山の水を掛けて貰い、周囲の見物客も歓声を上げていました。
神輿は37基以上が参加され、消防団の方々の水掛けが激しく、子供達もびしょ濡れとなって、暑い夏の一日を楽しんでいました。


赤坂氷川神社 神幸祭 出発式と神輿渡御
平成19年3月30日にオープンした東京を代表するミッドタウン。六本木の新名所などと言われていますが、町名は港区赤坂九丁目です。そのためミッドタウンは赤坂氷川神社の氏子であり、新に出来た山車も先ずはここに展示されました。
9月16日(日)ミッドタウン1階の大きなライブディスプレイがあるステージで、神幸祭出発式が行われましたが、第三区三番組木内進一郎副組頭の木遣と手締めの音頭で、氏子町内の神輿、合計13基が赤坂氷川神社に向けて次々に発進しました


芝大神宮大祭の氏子各町神輿連合渡御
9月16日(日)JR浜松町駅・東京メトロ大門駅に近い汐留通りに集合した頭取連と合計17基の神輿は、午後2時半に「め組木遣連」(第二区の方々)による木遣の発声で、発進し、増上寺の大門手前でUターンし、第一京浜国道から神社正面の入口より石段下まで行列を先導されました。
この祭は芝神明で9月中旬に行われる「だらだら祭」として古くから名高い祭りで、生姜市が立ったと言われていますが、今でもお土産として販売されています。この大祭行列で巡幸する道路両側には大勢の見物人が出ており、木遣歌に大きな拍手と歓声が上がっていました。


上神明天祖神社
9月16日(日)午後5時半頃、それまでは氏子町内を巡幸してきた5基の神輿が神社周辺に集結し、先導してきた地元第七区一番組の頭取連と、応援に駆け付けた江戸消防記念会の各区の頭取連等が神社入口で木遣を歌い宮入りをしました。
その後、隣の小学校の校庭に5基の神輿が順次入り、一周してから所定の位置に着き、町会代表・宮司などの挨拶の後、宮頭である櫻井副組頭の木遣の発声と手締めでお開きとなりました。沢山の氏子の方々と共に行った手締めは、このような校庭を使用してのフィナーレならではのもので、同席された皆さんの「心がひとつ」になった瞬間でした。
池袋ふくろ祭り
9月23日(日)「第40回池袋ふくろ祭り」が行なわれました。池袋駅西口のステージで祝い木遣が第四区の人々により行われ、その後木遣で神輿を先導し、到着地点まで終始木遣歌が響き、祭りに花を添えました。


江戸天下祭
9月29日(土)二年に一度の「江戸天下祭」が日比谷公園を中心に行われました。
15時30分からは江戸フェスティバルステージで山車・神輿などの順行出発式が行われ、祭のお祝いと順行の安全祈念で、第一区の人々10名が参加され木遣が行われました。
その後、帝国ホテル前のメインゲートより、江戸消防記念会第一区・第三区・第四区・第五区の頭取中を中心に、約50名が木遣で先導し、サブ会場まで丸の内仲通りに木遣歌が大きく響き渡りました。
   


東京時代まつり
東京時代まつりが浅草で行われました。11月3日午後12時過ぎに浅草寺本堂北側広場を出発し、雷門通り西端までを行進し、途中のポイントで演技を披露しました。
合計30チーム約1,600名が参加されましたが、17番目に「大岡越前守と江戸町火消」チームの一員として、江戸消防記念会第五区の人々約40名が参加しました。
頭中は「総形の伴纒」、道具中は「揃いの伴纒」といういでたちでしたが、「雷門前」で三人の選手が梯子乗りの演技を披露しました。


会員・準会員達の祭仕事
祭が開催されるまでの会員・準会員達の役割には、以下のように多岐に亘っています。
このような部分も祭を楽しむ一つのポイントとして注目してください。

 1. お仮屋作り・お神酒所作り、終了後の解体・清掃
 2. 氏子の各玄関・軒下への提灯飾り、注連縄張り、終了後の撤収・清掃
 3. 神輿の組立て・解体・移動・保管作業
 4. 神社境内全体での準備・清掃作業、終了後の撤収・清掃
 
特に「お仮屋作り・お神酒所作り」には、時間的・予算的に余裕があれば、入母屋風に
拵えているところも見受けられ、まさにこの部分は鳶職ならではの腕の見せ所になって
います。
鳶の頭達の活躍 

新宿区左門町の御神酒所

獅子頭の御仮屋

神輿の運搬も会員の仕事

舞台の設置と飾りも会員の仕事

会員の手によるお囃子などの車

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纒(まとい)をクリックすると
出初式の映像が見れます


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